特徴のある店を出す

初めから大型店を開くような資金を持っている人は別として、ふつうは小さな10坪ぐらいの店からスタートすることが多く、本棚を置くとなると20本ぐらいが限界です。

また、本棚に本を収納するとなると、おおよそ単行本の大きさで300冊程度ですから、1万冊が店内に置かれていれば雰囲気は出てきます。

田舎で古本屋を営むとすれば、本以外にも買取してほしいときますから、それらの商品までも取り扱いたいと思うかもしれませんが、お店のキャパオーバーとなります。

反対に都心ですと、競合店が増えるので本が入ってこないという悩みもありますので、古本屋を開業する前に、仕入れ先と誰に何を売るのかを決めておくことが重要です。

例えば、店を開こうとしている街に古本屋がたくさんあるのですたら、他の店を調査して自分の店の特徴を出すようにし、他店との違いは何かを主張できると良いですし、古本だけでは収入が少なくて飯を食っていくことが難しいという理由で、本だけではない複合型の店を出すことはターゲティングが出来ていることから、形態を選別することは大事です。

それでは私が知っている差別化を図っている店をいくつか紹介したいと思います。

東京のでは太宰治に特化した古本屋があり、文庫本や単行本それから研究本まで、あらゆるものを集めて売っている店や、本以外に映画のポスターや鉄道の古い切符などを置いてある店もありますし、喫茶店と併設してコーヒーを飲みながら古本を物色できるような環境を整えているところや、食事ができる古本屋、それから文庫本や洋書に特化した専門店もあり、週刊誌などのメディアにも紹介してもらえる事から、特化した業態で他の店にはない味を出していくことは大切なのです。

古本屋の販売スタイル

古本屋のキャパが狭く、その中で何でも置いて販売してある店は中途半端になりやすい傾向があり、どこにでもあるような魅力のない本屋となってしまうので、特徴のある古本屋を開くのであれば、誰にどのような本を売りたいのかを考えて本を買取しましょう。

現在では、これまで同様の古本だけを扱っている店や、コミックを中心としてCDやDVDを併用している店、リサイクルショップ型の店や、インターネットを利用した通信専門店などに大きく分けることができます。

紫式部の本ばかりを収集していた古本屋があるのですが、オークションのセリや本の買取で手にしてもすぐに店頭には出さないという方法を取っている店がありまして、1冊ずつ出したとしても、数万冊の本に埋もれてしまうことになり、際立って目立つ事はありません。

そこで、1年や2年かけて収集した本を、古本市場や古書展でいっぺんに出すことをしていたのですが、これはコレクターやマニアからしてみたらたまりませんし、話題になることは言うまでもないかもしれませんね。

つまり、コレクターとしての役割も果たす必要があり、見逃すことはできませんよね。